GREEN BELT2月号に「第5回 厳しい時代の中で キャリア形成を考える①」を寄稿いたしました。
業界誌GREEN BELT1月号に「派遣会社が教える予防的人材処方箋」として「第5回 厳しい時代の中で キャリア形成を考える①」を寄稿いたしました。(全6回)
厳しい時代の中で キャリア形成を考える①
読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。
年々減り続ける髪の毛と年賀状ですが、そんな私にも会員カードを作成した数軒のホールから年賀状風のDMが届きました。ちょっと嬉しかったりします。
さて、今回は「これからのパチンコホール従業員のキャリア形成について」というテーマでお話をさせていただきます。
一般的に正社員としてホール企業に入社すると、数年で班長や主任の役職が付き、およそ5年〜10年前後で店長・マネージャー等のいわゆる管理職となるパターンが多いかと思います。
年齢としては30代で年収も(企業の規模や業績にもよりますが)およそ600万〜800万に達するといったところではないでしょうか。
そして、安定・充実の30代を過ごす中で、ある時、年収も役職もここ数年あまり変化がないということに気付き、将来への不安がよぎります。もしかして自分のキャリアはここが天井じゃないかと。
この組織で次のポストにいくのは結構大変だぞと。とはいえ住宅ローンも抱えているし、子供たちはこれからますます学費や食費なども必要な年齢になっていくし、でも異業種に転職するにしても今の生活水準を落とすのは嫌だし、そもそもこの年齢で異業種への転職となると即戦力としての働きを期待されるだろうし、そんな特別な資格もないし…。
とりあえず、同業でこれまでよりいい条件で転職できる企業が無いか探してみようかな。
以上が当社の転職サービスへご登録・お問合せをいただく方々の動機として少なくない共通点です。
住居はローンが残っており、自宅を手放すわけにはいかない。出来れば子供たちにも転校はさせたくない。何より自分自身が家族と近くにいたいので現在の住所から通える範囲で、年収を含め希望の条件を満たす同業他社への転職は出来ないか?
残念ながら、全ての条件を満たす紹介先を探す事はほぼ不可能に近い作業かと思われます。
ではどうすれば良いか!?
どうしておけば良かったのか!?
次回、後半に続きます。