hobby氏のズバリ云うぞ(お誕生日新聞の効用)

お誕生日新聞の効用

実行できるのは年1回。しかも、翌年使えるアイデアではないが、これまでにないプレゼントで顧客の心をわしづかみにしたホールがある。

それは誕生日の会員にプレゼントした「お誕生日新聞」である。

その人が生まれた日の新聞をプリントアウトしたもので、新聞格社が有料で行っている。主には朝刊の1面とテレビ、ラジオの番組欄の2面で構成されている。

新聞には自分が生まれた当時の出来事が鮮明に映し出されている。受け取った顧客と過去の出来事を店側も共有することで、会話の中から、店側と顧客の距離を縮めることが可能になってくる。

「顧客の平均年齢が上がっているので、喜ばれるものを考えた結果、誕生日新聞が浮かびました」と語るのは誕生日新聞を企画したホールの担当者。

1部500円。このホールではどういうわけか、2部用意した。1人分〆て1000円。結構な予算だ。

最初に誕生日新聞サービスを実施した月は、150人の会員に誕生日新聞を郵送した。新聞代だけでも15万円かかったことになる。

1部はスタッフの名前が入った手書きのバースデーカードに新聞をつけて郵送した。さらに来店すればカウンターでももう1部を手渡した。2部用意したのは、スタッフの顔と名前を覚えてもらうためだ。

「お誕生日新聞を媒介にお客様とFace to faceの会話をすることができました。これをきっかけにお客様との距離がぐっと縮まりました」

顧客サービスとはいえ、ちょっとコストをかけ過ぎのようにも思える。ましてや、経費削減するホールが多い中、思い切ったファンサービスだ。

お誕生日新聞の経費は、チラシ代からの捻出だった。

「1回50万円かかるチラシを月に8回まいていました。チラシなんて効果がないことが分かっていながらやめられなかった。それを思い切って回数を減らしました。より効果のあるお金の使い方をした方がお客さまにも喜ばれる。誕生日新聞は決して無駄ではありませんでした」とキッパリ。

こうした従来の概念にとらわれず思い切った企画をするホールは、やはり稼動も違う。道路を隔てた場所に、全国チェーン最大手が出店してきたが、顧客を奪われることもなく稼働は安定している。  

稼動があるから、こんな思い切ったサービスもできるようになる。

余談だが同ホールの担当者が、新聞各社にお誕生日新聞の問い合わせをしたところ朝日新聞は「当社では法人との取引はしていません」と断った、という。

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