hobby氏のズバリ云うぞ(温故知新のためにも新・電子立国パチンコを今見よう)

温故知新のためにも新・電子立国パチンコを今見よう

新・電子立国。1995年10月から1996年6月にかけてNHKスペシャル枠で放送されたドキュメンタリー番組で、第3回目となる1995年12月24日 に放送されたのが「 パチンコ~17兆円産業のシステム~」だ。

ユーチューブでこの20年前の放送を見ることができる。95年(平成7年)といえば業界が右肩上がりでピークを迎えようとしていた時代だ。改めて思うことは、今の時代では絶対に放送はできない内容、ということだ。それだけに必見の価値がある。

まず、気になったのがこの番組タイトルである。95年に放送されているが、当時の市場規模は30兆9050億円で、まず、タイトルが間違っている。

番組では1個1個の玉の管理をコンピュータで行っていることに迫るわけだが、その中で建築中の新店がグランドオープンするまでを克明に紹介する。

20年前の機械代は1台15万円~20万円の時代。このパチンコ店には300万個の玉が流れ、機械の投資額が8000万円。当時の機械は1/200が主流で賞球は7&15。

グランドオープンの準備が進む中で、各台のデータ取りをしながら、台の調整をして行く。この店は女性のアルバイトを多数雇って試験打ちをした。「女は打つのが下手くそだから、そういうデータが本当のデータになる。機械打ちしたデータよりも現実に近い」と営業本部長は説明する。

当時はメーカーの営業マンがグランドオープン用の釘を叩いていた時代で、各社の営業マンが実際に釘を叩いているシーンが流れる。釘調整が違法といわれる今、貴重なシーンである。

グランドオープンに際し、本部長が各メーカーの営業マンに指示した出玉率は200%だった。ところが、初日に200%を超えたのは1機種のみで、本部長の要求に応えられることができず、翌日の営業のために閉店後の店内で再び営業マンが釘を叩く。

当時は40玉交換の時代で、損益分岐点は160%、16割営業の時代。従って200%ぐらい出して、初めて玉が出ているように見えるし、感じる。にもかかわらず8割とか12割、14割の台がごろごろ出たために、本部長の機嫌がすこぶる悪かった。

カメラは各台の目標出玉率が書かれた紙を大写しにする。その中で当時のベースが48とか45とかいう数字に驚かされた。40玉交換時代だからそれが普通だった。

大当たりしなくてもベースでも玉持ちが良かったことが伺える。連チャン機全盛ではないからベースを殺すこともなかった。

業界は等価交換へ舵を切ったことからギャンブル化が加速して、遊技客を激減させることになった。本来の遊技として盛り上がっていたのがこの時代でもある。

温故知新のためにも業界人は観るべきだ。

>総合人材ソリューションサービス

総合人材ソリューションサービス

私達は、「人から始まるトータルソリューション」を通じて、
人と人とのつながりの大切さを伝えることによって社会に貢献する
「Good Communication」を実践していきます。

スローガン
いつも前向きいつも真剣 日日新進
成長・発展のために、日々たゆまぬ努力を続け
昨日より今日、成長した新しい自分になり
今日よりも明日、より進歩した自分になる

CTR IMG